オリックス、ドラフト2位指名の寺西成騎と仮契約「将来的にはチームのエースと呼ばれる存在に」
オリックスは25日、ドラフト2位指名の日本体育大・寺西成騎(なるき)投手(22)と横浜市のホテルで仮契約を結んだと発表した。契約金は7000万円、年俸は1100万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表の記者会見で発表される。 担当の小林敦スカウトに「大学日本代表にも選出された大学屈指の好投手。伸びのあるストレートと多彩な球種を操る。まだ伸びしろもあり、将来的にはチームのエースとして期待の掛かる投手」と評される右腕。寺西は球団を通じて「仮契約を終えて、プロ野球の世界に入るんだという実感が少しずつ湧いてきました。オリックスはとても強いチームですので、その先輩方から多くのことを学んでいきたいと思います。伸びのあるストレートが自分の持ち味だと思っていますので、その持ち味を生かして、1年目からチームの勝利に貢献していきたいです。将来的にはチームのエースと呼ばれる存在になれるように、そしてプロの世界で長く活躍できるように頑張ります!」とコメントした。 (写真は球団提供) 寺西は石川県出身で186センチ、85キロの右投げ右打ち。中学時代はU―15日本代表として「BFA U―15アジア選手権」で優勝。このチームでも星稜高(石川)で同期となる内山壮真捕手(現ヤクルト)とバッテリーを組み、3試合で救援登板した。星稜では奥川恭伸投手(現ヤクルト)の1学年後輩で、1年夏から4季連続甲子園出場(3年春のセンバツは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大会中止)。2年夏は準優勝(登板は1試合)した。 日本体育大では3年春にデビューして通算7勝をマーク。3年春は最高殊勲選手、最優秀投手に輝いた。今年は大学日本代表に選ばれ、2つの国際大会で優勝を経験。今秋は明治神宮大会に出場し、福岡大との1回戦で敗退。寺西は5点ビハインドの5回から登板して2イニングを3安打の1失点。全国経験、国際経験ともに豊富な右腕だ。
中日スポーツ