【徹底解説】 「トランプ氏圧勝 バイデン氏苦境」か 米大統領選 第1回テレビ討論会
■ウクライナ、パレスチナ問題について
外交問題に議題が移る。長期化するロシアのウクライナ侵攻について トランプ氏 「ロシアとウクライナに関して言えば、真の大統領、つまりプーチン氏が尊敬する大統領がいたら、彼は決してウクライナに侵攻しなかっただろう」 トランプ氏は、「自分の政権下ではテロは起きなかった。バイデン政権になってから、世界が混乱している」と主張。 バイデン氏 「人生でこれほど馬鹿げた話は聞いたことがない。トランプが ウクライナに何をしたのか考えてみてほしい。ウクライナに関して 何でも好きなことをすればいいと トランプがプーチン氏に言ったんだ。プーチン氏を煽って 何でも好きなことをしろと言った。そしてプーチン氏はウクライナに侵攻した」 トランプ氏 「私は1月20日に就任する前に、プーチン氏とゼレンスキー氏との間でこの戦争を解決させるつもりだ。私がこの戦争を解決させる」
■2021年1月6日 議会襲撃事件について
前回、2020年の大統領選挙で敗北した後、当時のトランプ大統領が選挙に不正があったと主張し、呼応した支持者らが2021年1月6日、議会が開かれていた議事堂を襲撃。民主主義の根幹を揺るがしかねない事件だと世界が震撼し、襲撃に加わった複数の人に有罪判決が出ているほか、トランプ氏自身も提訴されている。 司会者に、大統領就任時に「憲法を守る」とした宣誓に背いたと指摘する有権者にどう説明するのかと問われると、トランプ氏は答えをかわした。 トランプ氏 「1月6日には安全な国境があり、エネルギーも自立していた。1月6日には税も低くかった」 「1月6日にはアメリカは世界中の人からすべての人から尊敬されていた。私が去ると、バカの集まりのようだと。この人(バイデン氏)のリーダーシップのもとでアメリカの評判はどうだ。ひどいものだ」 司会者が再度、質問を繰り返す。 トランプ氏 「私は誰にも何も言っていない。平和的に愛国的にと言ったのだ」 そして、当時の「ペロシ下院議長が私に全責任があるとドキュメンタリーで語った」と繰り返した。 バイデン氏は、襲撃した人たちを煽り、副大統領やスタッフが何かしてくれと懇願しても何もしなかったと非難し、付け加えた。 バイデン氏 「議会を襲撃した人たちは有罪判決を受けたが、トランプ氏は減刑したいと言った。襲撃者は刑務所に送られるべきだが、トランプ氏は釈放したいのだ」