真田広之、エミー賞で見せたタキシード姿の秘密 「自分らしく」がハリウッド流
■世界の舞台で引けをとらない自分らしいスタイル
今やハリウッドスターと肩を並べる日本が誇る、国際的スターである真田広之氏。授賞式や主演作の記者会見で拝見するタキシードやスーツスタイルも、すっかりハリウッドスターのような着こなしがサマになっている。 ブラッド・ピット氏やジョニー・デップ氏やコリン・ファレル氏など、いわゆるセレブと呼ばれるハリウッドスターたちは、授賞式やレッドカーペットでハイブランドのタキシードやスーツを着ていても、絶対にセオリー通りには着こなしていない。どんなハイブランドを着ていようと自分らしい似合うスタイルを大切にしている。 よくメンズファッション誌でハリウッドのセレブスターたちのファッションスタイルを参考にした着こなしが紹介されるが、トレンドなどどこ吹く風の服のサイズ感や崩し方は、ハリウッドスターだからこそできる着こなしなのだ。これが日本人にはなかなかまねができない。似合わない。 エミー賞の授賞式で真田広之氏が着ていたのは「DIOR（ディオール）」のタキシードスーツだ。もちろん、スタイリストが付いているのだろうが、ハイブランドを実にハリウッドスターらしく自分らしく着こなしている。
■鍛えぬいた身体、後ろに結った髪はまさしくサムライ
例えばサイズ感。肩幅や胸まわり腕まわりなどセオリー的にいえばもう少しゆとりを持たせたほうがいいのだが、あえて鍛えぬいた身体を強調するかのようにパツパツに着ている。逆にそれが真田広之氏らしくて全然おかしくない。むしろ似合っている。タキシードの色がブラックではなく墨黒に近いブルーというのも、誠実で礼節を重んずる真田広之氏らしい色でよく似合う。合わせているタイも、よく見ると斜めに錦糸っぽいラインが入っていて日本風だ。 他にも、米ニューヨークのテレビ番組に出演して「SHOGUN 将軍」について語った時には、ハイブランドのものとみられる2つボタンのテーラリングのしっかりとしたブラウンのスーツに、黒いシャツのボタンをラフに開けて厚い胸板を見せて着こなしている。一見してチョイワルオヤジになりかねないが、靴はピカピカに磨かれた上品な黒のプレーントゥ。こんなスーツの着こなし方がなんとも真田広之氏らしい。 そして、最近の真田広之氏のトレードマークともいえるのが、髪を後ろに結ったヘアスタイル。まさに髷（まげ）、まさしくサムライ。これぞセレブなハリウッドスターたちもまねできない、サムライジェントルマン、真田広之氏ならではのスタイルである。
