「犬の方が野菜食べてる」キャベツ1玉1090円も…実質賃金4カ月連続マイナス 今春に初任給33万円企業も出てくるなかで「物価高に合わせた給与の上がりなくツライ」との声も
生活に直結する食品値上がりも負担に
SPキャスターパックン: 去年の春闘は満額回答する企業も多く、平均で5%以上給料が上がっているんです。それでも間に合ってないんです。2025年はぜひ交渉を待たずに率先して給与を上げていただきたいですね。非正規社員の賃金も上げましょう。お願いします。 青井キャスター: 物価高の影響ですが、毎日スーパーを訪れるお客さんも実感しているようです。物価高の象徴とも呼べるキャベツ。兵庫・尼崎市のスーパーでは1玉1090円となっています。ついに4桁の大台を突破するスーパーも出てくる事態となっています。 安さが売りの東京・練馬区のスーパーアキダイ関町本店でも、買い物客からはこんな声が聞かれました。 買い物客: 特に葉物は高い。キャベツとかは。キャベツはここ何カ月も買ってないですね。必要ですが、食べなくてもどうにかなるので。キャベツなんて買わない時期があったのは初めてです。 買い物客: 犬がキャベツを1個を2日で食べるんです。だから自分の家のものは最小限に魚とホウレンソウを買っただけで、何せ犬の方が野菜食べてます。 他にも2024年は令和の米騒動と呼ばれるほど、米の価格が上昇した。私たちの生活に直結する食品が値上がりしている。さらに、16日から再び補助金が縮小されるガソリン価格も上昇する見込み。 家計への負担が一層増すことになりそうで、実質賃金がプラスになるには、物価上昇を賃金の伸びが超える事が必要だ。「経営者の皆さん、どうかお願いします」という声が聞こえてきています。 (「イット!」1月9日放送より)
イット!