【中国】中国の24年成長率4.9%に据え置き、OECD
経済協力開発機構(OECD)は25日発表した経済見通しで、2024年の中国の経済成長率を前年比4.9%と予想した。5月の前回予測を据え置いた。25年は4.5%に減速する見通しで、消費者需要の低迷と不動産セクターの長期にわたる調整が続くことで追加の景気刺激策による効果が相殺されるとみている。 OECDは、中国の地方政府債券発行の増加に伴う政府支出の拡大を追い風に、今年後半まで成長が支えられると指摘した。それでも不動産セクターでは長期にわたる調整が続くと予想され、社会的セーフティーネットの不十分さや消費者信頼感の弱さが民間消費の伸びを抑えるとみている。