大谷翔平、逆転三冠王へその差5厘 直近10戦打率・565絶好調 指揮官もライバル動向チェック「三冠達成できると思う」
「ロッキーズ4-11ドジャース」(27日、デンバー) 地区優勝のシャンパンファイトから一夜明けても大谷の神経は研ぎ澄まされていた。祝勝会の後に空路移動。遠征地に到着が午前4時を回り、睡眠時間の確保が困難な状況にあっても打席に立てばいつもの大谷だ。 【写真】なんと豪華な!大谷がカメラマンに 真美子夫人と再会ハグ&記念撮影の「奥様会」女性 大谷も笑顔でどう?画面チェック 六回の54号3ランを含む4安打4打点。サイクル安打にあと三塁打とする固め打ちに敵地スタンドからはMVPコールが起こった。 10試合連続安打。その期間中は6安打1回、4安打2回、3安打2回。2安打1回。打率・565(46打数26安打)、7本塁打、22打点の絶好調に試合後のロバーツ監督も「そういう選手は見たことがない」と舌を巻く。米メディアから好調過ぎる状態を心配するような質問も出たが、「私は彼を信頼している。彼は今やっていることを続けているだけだ。今の彼に心地よさを感じているよ」と言い切った。 残り2試合。この日の猛打で打率をリーグ2位の・309とし、打率・314で1位のアラエス(パドレス)を追っている。本塁打と打点で独走している大谷の逆転三冠王が注目されている。 指揮官は笑みを浮かべながら「アラエスをチェックしたけど、残念ながら2安打して4厘差(途中経過)になったね」。そう言って報道陣の笑いを誘った後、「試合経過はそれほど見てないけど、選手の個人成績はチェックしている。個人的には三冠を達成できると思う」と言った。大谷本人とは記録の話はしたことがないことを明かし、「彼は近いことは気付いているとは思う。今日の試合で200安打にも近づいた。どれも達成可能なところにいる。彼はそれを認識していると思う」と続けた。 残り2試合。最後の最後まで目が離せない。ロバーツ監督は「もちろん、彼は出場するよ」と言った。