100年以上使えて水中もOK。宇宙飛行士愛用のペンがさすがに凄すぎた【今日のライフハックツール】
「NASAが何億もかけて宇宙でも書けるボールペンを開発していた一方で、ソ連は鉛筆を使っていた」というジョークをご存知でしょうか。 100年以上使えて水中もOK。宇宙飛行士愛用のペンがさすがに凄すぎた【今日のライフハックツール】 このジョークには、アメリカの努力が無駄だったという皮肉と、実は鉛筆は万能ではなく折れた芯や小さなカスが宇宙空間でトラブルを引き起こすために、ソ連の大雑把さを指摘する2つの意味が込められているそうです。 実際には、宇宙でも使えるボールペンをつくったのはNASAではなくフィッシャー社。そして、NASAに限らずすべての宇宙飛行士によって実際に使われています。 なぜこんな話をしたのかというと、この宇宙飛行士愛用『キャップアクション S-294 スペースシャトル』(以下、スペースペン)は私たちも購入可能で、1本は持っていたい代物だからです。 【『スペースペン』はこんな人にオススメ!】 所有感を満たしてくれる、ユニークなペンが欲しい 長く愛用でき、書き心地も最高なペンが欲しい 防災用やアウトドアに適したペンを探している
重力を必要としないタフなボールペン
通常のボールペンは重力でインクがボールの先に落ちてくるため、下を向けて書かなければインクの出が悪くなります。 『スペースペン』は、窒素ガスの圧力によってインクがペン先に行くので、上を向いていても、水平になっていても書けるのが特徴です。 また、水中や、極端に暑かったり寒かったりする場所でも書けるそう。 しかも、乾燥しないから100年以上の保管が可能。防災グッズの中に忍ばせておいたり、たまにしか使わないレジャーグッズと一緒にまとめておいたりするのにぴったり。いざ使おうとしたときに、ちゃんと機能してくれる頼もしいペンなんです。
加圧式ボールペンの中ではダントツの書きやすさ
ペンが生まれた背景とタフさにロマンを感じる一方で、気になるのは書き心地でしょう。加圧式のボールペンはほかにもありますし、安価なものも揃っています。 私はほかの加圧式ボールペンを使ったことがありますが、『スペースペン』はダントツの書きやすさでした。 ゲルインクボールペンのスルスルヌルヌルの書き心地に慣れている人にとっては摩擦を感じてしまうと思いますが、おそらくそこまで気にならないと思いますよ。 『スペースペン』を買う意義は、冷戦すら左右した(かもしれない)技術の詰まった1本を手にできる満足感が得られるからでしょう。 2500円(Amazon価格)ほどするので、加圧式ボールペンの中では高額な部類かもしれませんがその価値はあるはず。 今日のライフハックツールをもっと見る>> Source: Amazon.co.jp, ペンハウス
中川真知子