富士通の町田瑠唯、宮澤夕貴、林咲希が決意を新たに…チーム力アップで2連覇に手応え
若手の成長に手応え…連覇は意識せず、1つずつ勝っていく
昨シーズンは16年ぶりのリーグ制覇を果たした富士通。林咲希は昨シーズン、ENEOSサンフラワーズから移籍し、優勝へのラストピースとなった。女子日本代表のキャプテンとして挑んだパリオリンピックでは思いどおりの結果は得られなかったが、その悔しさをWリーグで晴らすつもりだ。 ――連覇のかかるシーズンですが、どのような気持ちで臨みますか? 林 1つずつ勝っていこうという姿勢で臨みます。若い選手たちが勝ち方というか大事な場面でどうやって攻める、守るかを経験できたことは大きいと思います。仮に試合に出られなかったとしても、ベンチからでも学べたこともあっとはず。プレーオフのセミファイナルもファイナルも3戦までもつれたタフな状況を経験できたことは大きいと思っています。 ――若手の成長につながりますね。 林 プレーオフではベンチから出た選手が良い流れを持ってくることもあったのですが、どちらかと言えば悪いときの方が多かったと思います。このオフは韓国と中国で開催された国体大会を経験して、良い流れにもっていく回数が多くなってきました。そこはしっかり学んでくれたんだと思います。 ――パリオリンピックが終わってどのように切り替えましたか? 林 気持ちの部分ではしんどかったのですが、体は元気になっていくので帰国して3日後にはトレーニングを再開しました。動いてないと気持ち的に厳しい部分もあったので、個人としてまず頑張ろうという気持ちを持とうと。代表から富士通に戻ってきて勝ちたいという気持ちが出てきたのはいい傾向だと思います。悔しい気持ちをWリーグで晴らせれば。それは勝っていくこともそうですし、自分のプレーの質を高めていくことが大切ではないでしょうか。 ――女子代表に続いて男子代表の活躍やBリーグも盛り上がってきました。 林 男女ともに盛り上がっていければいいですね。男子のほうが来場者数は多いのですが、私たちが発信できることも多いので、女子も観客が増えると思います。とても楽しみです。
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