ティーショットを放つ原辰徳氏（日本プロゴルフ協会提供）

シニアゴルフ・ファンケルクラシック第2日（19日、静岡・裾野CC＝6993ヤード、パー72）大会特別顧問を務め、アマチュア枠で今大会6年ぶり2度目の出場のプロ野球巨人前監督、原辰徳氏（66）＝ファンケル＝は1バーディー、8ボギー、2ダブルボギーの83とたたき、通算19オーバーで出場77人中、75位となった。昨年大会覇者の宮本勝昌（52）＝シーミュージック＝が69と伸ばし、通算9アンダーで単独首位に立った。今大会は予選落ちがなく、3日間を戦う。 原氏は裾野の風（正午時点で風速7・7メートル）に苦しみ、スコアを大きく落とした。それでも後半の11番（383ヤード、パー4）で2日連続のバーディー。ティーショットはフェードボールで残り170ヤードの第2打を5番アイアンで5メートルにつけ、下りのスライスラインを読み切った。引き連れたファンから喝采を浴びた。 原氏は「風もあって、なかなかパーも取れなかった。できないんだから、もう少し考えなきゃいいなと反省した。やっていると欲みたいなものが出て、それがあるから向上するんでしょうけどね」と振り返った。11番のバーディーについては「うまい具合にいった」と白い歯を見せた。 昨年まで通算3度、17年間にわたって監督を務めた巨人は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで前日18日もDeNAに敗れ、日本シリーズ進出に王手を許した。原氏は「今日はいくよ（勝つよ）」と話した。