カープ玉村 厳しいジャッジ3回無失点「何球も、ど真ん中。危なかった」 開幕ローテへ内容こだわる
「オープン戦、日本ハム3-2広島」(25日、タピックスタジアム名護) 3回無失点でも、先発マウンドに上がった広島・玉村昇悟投手(22)の表情はさえなかった。本番を見据えているからこそ、このままではいけない。「制球も微妙で追い込んでから何球も、ど真ん中に投げたりしていた。危なかったけど、高木が(持ち味を)引き出してくれた」と自らに厳しいジャッジを与えた。 毎回安打を許したが、決定打は浴びなかった。それでも「やっぱりコントロールミスがある。(過去に)大事な場面で何回も打たれている。ミスしても大丈夫なところに投げられるように」と、“大ケガ”をしない投球を目指す。 前回17日の練習試合・ロッテ戦ではスライダーを多投して3回無失点。この日は直球の割合を増やして試合をつくった。「真っすぐにも強弱を付けたり。いっぱい、いっぱいにならないようにしている」と粘る上での考え方も明かした。対外試合は計6回無失点。開幕ローテ入りに少し前進したが、競争はここからが本番だ。「まわりの投手もみんな(結果が)いい。頑張るだけ」。内容にこだわって、アピール継続といく。