【香港カップ】「彼は飛んでいました」日本代表に〝完勝〟のロマンチックウォリアー 来年は中東遠征で始動
[GⅠ香港カップ=2024年12月8日(日曜)3歳上、シャティン競馬場・芝2000メートル] シャティン競馬場で行われたGⅠ・香港カップ(芝2000メートル)は圧倒的1番人気・ロマンチックウォリアー(セン6・シャム)が後続を引き離して2022年から続く〝V3〟を果たした。勝ち時計は2分00秒51(良)。 スタートの時点から〝力と技〟がかみ合った完勝だった。馬群に包まれるリスクが想定された最内枠ながら、抜群のスタートを切ると道中は先行集団後ろのインで楽に追走。迎えた3角中盤、鞍上・マクドナルドが馬をスッと外へ出してから促して進出を開始。直線では粘るタスティエーラ(3着)、必死に追いすがるリバティアイランド(2着)を寄せ付けず、最後は鞍上が後ろを振り返りながらのフィニッシュとなった。 鞍上のマクドナルドは「信じられないです! 私はこの馬をとても誇りに思っています。ダニー(シャム調教師)と彼の厩舎による素晴らしい努力が実を結びました。ロマンチックウォリアーは最高の馬です。(レース中)彼は飛んでいました。誰でも彼に乗ることができるほどに彼はとても簡単です」と最高の乗り心地アピール。続けて「私は幸運です。彼は一生に一度、出会えるかどうかのレベルの馬です」と絶賛した。 来年は中東遠征から始動する見通し。これまで1度も先着したことのない日本馬にもリベンジの機会はありそうだが…。まだ見ぬ地へと、ロマンを追い求める〝浪漫勇士〟とV3ライダーのコンビによる快進撃は、もうしばらく止まることはなさそうだ。
東スポ競馬編集部