「頑張っても間違えるぐらいがいい刺激」軽い運動や脳トレで認知症予防、京都・南丹で講座
健康寿命を延ばすコツを伝える京都府南丹市の「介護予防市民講座」が市国際交流会館(園部町)で開かれた。軽い運動と脳トレを組み合わせて認知症を防ぐ方法を、体操を交えながら参加者が学んだ。 高齢者の健康作りに取り組むNPO法人「元気アップAGEプロジェクト」(京都府亀岡市)の横山慶一理事長らが講師を務めた。 記憶の保持や複数の作業を同時に行う際に、脳の「前頭前野」が使われていると横山理事長は説明。「軽い運動と脳トレを一緒にすることで前頭前野が活性化して認知症予防に効果がある」とした。 歩きながらの計算、目に付いた言葉を逆さに読むといった具体例を挙げた。「頑張っても間違えるぐらいの難易度が脳に良い刺激になる。間違えても悲観しないで」と呼びかけ、継続の大切さを伝えた。 11月30日にあり、市民約80人が参加した。軽い運動が筋肉の質を高め、介護予防につながるという研究を伝える講演もあった。