左手に包帯残る早田ひな「思い出すだけで涙が出ちゃう」負傷の中挑んだ五輪にかけた思いを語る
卓球の早田ひな選手が20日、パリ五輪で獲得したシングルス銅メダルと団体銀メダルを首にかけ報告会に出席しました。 【画像】コーチと共に特大のハートマークを作る卓球・早田ひな選手 「卓球を4歳からはじめて20年目にパリオリンピックに出場することが出来てこれまで支えてくださったみなさんの思いをパリで共に戦えたらと思って」と感謝の言葉を述べます。 シングルスの準々決勝で利き手である左腕を痛め、一時はお風呂も一人で入れない、ドライヤーも自分ではできないくらいの状況まで追い込まれていた早田選手。現在も左手には包帯が巻かれていました。 「出来ることは限られてしまったんですけど、それでも準決勝も最後まで試合できるかなっていう状況になってたんですけどコートに立つこと」と言ったところで言葉がつまり「思い出すだけでちょっと涙が出ちゃうんですけど」と涙声になり涙を拭います。 そのときの試合を終え、2週間が立ちますが、当時の気持ちがあふれてきた早田選手。「コートに立つことに意味があるのかなと思ったので準決勝0-4で負けました。最後までプレーしてその後の治療でたくさんの方に助けていただいて、ドクターに注射も打ってもらって3位決定戦、本当にみなさんのおかげでとれた銅メダルだと思います」と震える声で当時の思いを語りました。 「2枚のメダルは自分の目標にしてた金メダルには届かなかった。悔しい気持ちもあるので次こそはしっかりみなさんの夢も背負って自分自身を突き詰めて金メダルを取りたいと思います」と4年後のロサンゼルス五輪に向けて前向きに話しました。