「自民党は改憲議論を捨てた」菅野志桜里氏 憲法審査会長ポストの立憲民主党配分を疑問視
元国民民主党衆院議員の菅野志桜里弁護士は8日、X(旧ツイッター)で、同日の衆院各派協議会で憲法審査会の会長ポストを立憲民主党が確保したことについて、自民党の姿勢を疑問視した。「憲法審査会長を立民に譲り、自民党が改憲議論を捨てた日。自民の改憲ポーズも、立民の護憲ポーズも、コア支援者向けサービス営業だと分かっていたけど、そうでした」と投稿した。 【時系列でみる】憲法改正を巡る最近の動き 日本維新の会や国民民主党など「第三極」に改憲議論を期待するとして、「『緊急事態や自衛権をあらかじめ憲法で統制するための緊急事態条項と9条2項改正』という立憲的で標準的で常識的な提案をしてくれる政党を待っています」と書き込んだ。 菅野氏は立憲民主党衆院議員だった令和元年11月、憲法審査会で憲法論議の活性化を呼びかけたが、これに対して枝野幸男代表(当時)が不快感を示したことなどで、翌年3月に「立憲主義や民主主義に対する考え方にギャップがある」と離党した。 立民は8日、憲法審査会長に枝野氏を起用する人事を決めた。