ホンダが中国・広州でEV新工場稼働、「e:NP2」を生産…EV専用拠点は世界2か所目
【北京=山下福太郎】ホンダは23日、広東省広州市で電気自動車(EV)の新工場の稼働を開始した。9月に操業を始めた湖北省武漢市の工場に続き、世界で2か所目となるEV専用の生産拠点で、ガソリン車からの移行を加速させる。 【写真】ホンダが発売した「e:NP2」(4月25日、北京で)
新工場への総投資額は34・9億元(約750億円)で、生産能力は年間約12万台。当面はEV「e:NP2」を生産する。
ホンダは今秋、主にガソリン車を生産してきた広州市と武漢市の工場を閉鎖・休止した。EV専用の2工場を含めても生産能力は5万台少ない年間144万台となるものの、中国での電動車の販売比率を2023年の17%から大幅に上昇させていく考えだ。