【635ps/750Nm】トップ・オブ・新時代ディフェンダーあらわる ランドローバーからディフェンダー・オクタ発表
価格も発表 究極のディフェンダー
実際の目のあたりにしたディフェンダー・オクタは、ワイドフェンダーとリフトアップで車高と車幅が通常シリーズより増している分、明らかにビルドアップされたトール&ワイドな構えで際立つ。 フロントマスク自体も専用で、大型化されたグリルの上にスリットが入る。トルク・出力のアウトプットを伸ばしたのみならず、コンティニュアスチャージによって出力特性をも向上させたV8ツインターボに合わせ、ラジエーターはツイン装着されている。 またフロント&リアのアンダーカバーも形状のみならず材質ごと一新されている。アルミニウムプレートにグラファイトコートを施すことで、樹脂製よりも強靭でロバスト性を高めつつ、アプローチアングルもデパーチャーアングルも最適化された。 ボディカラーにはカッパーやグレーをはじめとする4色のオクタ専用カラーが登場し、プロテクションフィルムによるマット仕様も用意される。タイヤはオフロード仕様が20インチ、オンロード仕様は22インチのオールシーズンタイヤで、外径838mmとなる。 インテリアで目を引くのは、ステアリングスポーク内の6時側の位置、オフロードでのパフォーマンスを最大化する"オクタモード"のスイッチだ。これをONにするとシフトパドルの先端ティップも赤く光る。 オンロードで同様にパフォーマンスを最大化するのはダイナミックモードだ。全体的に、トルクスのビスがアクセントになったハードコアな雰囲気は受け継がれつつ、チタンなどモダンなタッチに仕上げられている。またシートにはメリディアンのオーディオシステムの再生音に合わせ、振動を伝える触覚トランスデューサーも備えられる。 内外装にとくにリサイクルカーボンを用いる「エディション・ワン」は日本に90台、オクタの通常モデルは130台の導入が予定されている。価格はそれぞれ、2224万円と2037万円と発表された。
南陽一浩(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)