「今は亡き夫婦の思いを受け継いで」地域住民が大切に育てたあじさい 美しく咲き誇る
テレビ高知
高知県土佐市の加茂川親水公園でアジサイが見ごろを迎えています。最初に植え始めた夫婦の思いを受け継ぐ地元の人たちが手入れを続け、2024年も美しく咲き誇っています。 【写真を見る】「今は亡き夫婦の思いを受け継いで」地域住民が大切に育てたあじさい 美しく咲き誇る (リポート 松岡葵 アナウンサー) 「いいお天気!土佐市の加茂川親水公園に来ています。見てください!この色鮮やかなあじさい。きのう雨が降ったことで、雫に日差しがあたってキラキラと輝いています。まるで宝石のようです!耳を澄ませてみると、川のせせらぎも聞こえて、私今自然の恵みを全身で感じています!」 およそ1キロにわたり用水路沿いを彩るのは、1500株ほどのアジサイです。2024年は天候に恵まれたことから、花の大きさや数はここ数年で一番だといい、例年より一週間ほど早く見ごろを迎えています。 (津野町から) 「毎年来ているが、今年も来られてよかったなと思う。川の両サイドにきれいに咲いていて、水面に映るでしょ?すごくきれい」 用水路に彩りを添えようと、地域に住む夫婦が20年ほど前から植え始めたというアジサイ。今は亡き2人の思いを受け継ぐ地域の人たちが懸命に手入れを続け、その美しさは守られています。 高齢化が進んでいますが、年一回の剪定には市内外から手伝いに来る若い人たちもいるといい、「土佐市水辺のあじさい公園保存会」の大崎輝彦会長は「みんなで力を合わせてこのアジサイをずっと残していきたい」と話しています。 地域の人たちが大切に育てた加茂川親水公園のアジサイはあと2週間ほど楽しめ、6月23日に来年花を咲かせるための剪定作業が行われます。
テレビ高知
【関連記事】
- “特捜戦隊デカレンジャー”デカブレイク役を襲った病、そしてデカピンクとの結婚と移住…放送から20年、6人の戦士が新作映画で再び集結
- “特捜戦隊デカレンジャー”病魔に襲われたデカブレイクとの結婚と移住、そして今は弁当店オーナーに…デカピンク役の「想定外」な人生
- 『娘の遺体は見ない方がいい』と言われた母は「会います」と答えた…被害者遺族の“生き方”と“願い”
- 船は全速力で衝突し、4分で沈んだ…修学旅行中の小中学生100人が犠牲 “紫雲丸事故”から69年「生き長らえて申し訳ない」生存者が語る“命の重み”
- “天国へのパスポート”になってしまった遺影 「迎えに行った娘の亡骸は冷たく…」修学旅行生ら28人が犠牲になった「上海列車事故」から36年