侍ジャパン・井端監督、プレミア12「最終目標は優勝」 ”ディンゴ”豪州・ニルソン監督との対決に格別な思い「僕が監督をやらせてもらっているのも…」
「ラグザス presents 第3回 プレミア12」で大会連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、13日に1次リーグの初戦となるオーストラリア戦(バンテリンドームナゴヤ)を迎える。12日は公式会見と前日練習を実施。井端弘和監督(49)は手応えと、若い選手たちを後押ししながら優勝へ突き進む決意を語った。 ◆荒木雅博さんの始球式で捕手を務めた井端弘和監督【写真】 連覇へ向けた戦いがいよいよ始まる。井端監督は初戦で対戦するオーストラリア・ニルソン監督らと並んだ公式会見で、キッパリと言い切った。「ここまでいい調整ができたかなと、本番へ向けて順調に来ているかなと思います」。好感触を胸に大会本番に突入する。 ニルソン監督は2000年に「ディンゴ」の登録名で中日に在籍。井端監督は当時を思い起こして語った。「(最初はニルソン監督が)レギュラーで、僕が代走、守備固めで、プロ野球人生がスタートした。プレミアも初戦がそのような形(オーストラリア戦)でスタートできるのは縁を感じます。僕が監督をやらせてもらっているのもディンゴ選手が来たからだと思っている。すごく感謝の気持ちでいっぱいなので明日は全力でやりたいなと思います」。ニルソン監督と相まみえることも格別な思いがある。 「初めての選手とか若い選手が多いので、初戦は緊張すると思うんですけど、そこは何とか後押しできたらいい。あとはもうやってもらうだけ」。若い選手たちが思い切ってプレーしてくれることを期待し、自身は「我慢するところは我慢しないといけないし、代える時は代えないといけない。いろいろ動かせる可能性のあるチームだと思う」と状況をしっかり見極めながらタクトを振る。 「最終目標は優勝」。力強く宣言した井端監督は「目先の一戦を全力で行けたらいい」と一戦必勝の気持ちで臨む。まずはプロ野球人生をスタートした名古屋の地で、全力でオーストラリアと戦い、会心のスタートを決める。
中日スポーツ