【卓球】混合ダブルスの早田ひな&張本智和に中国メディアが強い対抗心! 日本の五輪連覇阻止に意欲示しつつ警戒の声も「最も厳しい挑戦に備える必要があるだろう」
パリ五輪の卓球競技において、最初にメダルの色が決まる混合ダブルスは、前回東京大会に続いての日本の連覇が懸かる種目だ。世界ランク2位の早田ひな、張本智和のコンビには当然、金メダルの期待が寄せられている。 【PHOTO】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和...女子卓球界が誇る“異次元の天才”たちを一挙にチェック! WTTツアーでは4大会連続優勝を果たすなど実力を示してきており、パリでは第2シードが確定となった。言うまでもなく、世界ランク1位に君臨する中国の王楚琴(ワン・チューチン)と孫穎莎(ソン・エイサ)のダブルスが金メダル争いで最大のライバルであり、五輪決勝での対戦が有力視されている。 そして大会の開幕を前に、中国の国内メディアからも早田、張本の2人に対し、早くも強い対抗心が向けられている。ニュースサイト『捜狐』では7月13日、混合ダブルスの戦いを展望するトピックを配信。その中では、「東京五輪同様、優勝は中国と日本が争う」と見通している。 さらに、「早田と張本は中国コンビに挑む力を持っている」と評し、その上で「パリ五輪の混合ダブルスは、特別に厳しい戦いになる。王楚琴と孫穎莎は、最も厳しい挑戦に備える必要があるだろう」と警戒心を募らせている。加えて、東京オリンピックでの同種目の決勝で、日本の水谷隼・伊藤美誠組に敗れた経緯も振り返り、「東京五輪ではこの金メダルに届かなかった。中国チームはパリ五輪で金メダルを獲得したいと熱望している」と主張。五輪では初の金メダル獲得への意欲を表している。 また、「東京五輪では、早田はリザーブ選手だったため出場の機会はなかった。今回のパリ五輪では、日本卓球界の絶対的中核に成長した彼女が3つの重責を担うことになる」として、今大会3種目出場となる早田の成長ぶりも称えている。 他にも、早田と張本が今月7日まで行なわれていた「WTTスターコンテンダーバンコク」で優勝を果たしたことにも触れており、「見事に世界2位に浮上した。この順位により、五輪では決勝戦までに中国チームとの対戦を確実に回避することができた」と指摘。国際大会での連続優勝という実績にも、「オリンピック開幕前に連覇を達成したことで、早田と張本は彼らにとって極めて重要で貴重な自信を獲得した」と称賛の言葉を綴っている。 勢いに乗る早田、張本のコンビが、世界の頂点に立つ中国勢にどんな戦いをみせるのか。混合ダブルス決勝は現地時間7月30日に行なわれる。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 【卓球】国際大会2週連続二冠の早田ひなを中国メディア称賛! 母国勢不在をチクリ指摘も「五輪では障害になる」と要警戒
- 「何の疑いもない試合が衝撃的な番狂わせに」伊藤美誠、勝利目前から“まさかの敗戦”に中国メディアも唖然!「かつてない試練に遭遇した」【卓球・WTTコンテンダーザグレブ】
- 「いやぁ鳥肌立つなぁ~」世界1位・孫穎莎をあと一歩まで追い詰めた早田ひなにネット興奮!「勇敢で美しかった」「孫の追い上げえぐい」【卓球】
- 世界2位と接戦を演じた15歳・張本美和の“底力”に中国メディア最警戒! 世界3位を撃破した快進撃に注視「大きな脅威だ」【卓球W杯】
- 「彼女はもう中国代表に苦手意識を持っていない!」張本美和の世界3位撃破に相手国メディアが警戒心露わ! 堂々の8強入りに「急激な進歩だ」【卓球W杯】