【台風21号】“猛烈な台風”に発達へ その後2日夜には九州の西で温帯低気圧に 3連休は“警報級大雨”の恐れも【全般台風情報・台風の進路予想と雨風シミュレーション・30日午後10時更新】
大型で非常に強い台風21号は30日午後9時現在、沖縄の南の海上を時速15キロの速さで北西に進んでいて、沖縄の宮古島・八重山地方が風速15メートル以上の強風域に入っています。 沖縄地方では11月1日ごろにかけて非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなる所がある見込みで、気象庁は高波に厳重に警戒し、暴風に警戒するよう呼び掛けています。 【画像】今後の進路予想と11月4日(月祝)までの雨風シミュレーション 気象庁によりますと、台風21号は30日午後9時現在、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径220キロ以内は風速25メートル以上の暴風域に、中心から600キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっています。 この後、台風は“猛烈な強さ”に発達する見込みで、31日午前9時には中心気圧920ヘクトパスカル、最大瞬間風速75メートルと予想されています。 その後、台風は31日午後9時には台湾海峡付近に進み、中心気圧が985ヘクトパスカル、最大瞬間風速35メートルと一気に勢力が弱まる見込みです。そして、進路を東寄りに変え、2日午後9時には九州の西の東シナ海で温帯低気圧に変わる見込みです。 台風から温帯低気圧に変わった後も、雨風が強い状態は続く見込みです。 また、気象庁は11⽉2⽇ごろにかけては、本州付近の前線に暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になる⾒込みで、⻄⽇本から東⽇本では、警報級の⼤⾬となる恐れがあるということです。 さらに、11⽉4⽇ごろは北⽇本で荒れた天気となり、低気圧の発達の程度などによっては⼤荒れとなる恐れがあるとしています。今後の気象情報に注意してお過ごしください。 ■今後の台風21号の進路予想 ▼31日(木)午前9時の予報 ★猛烈な勢力に発達の見込み 存在地域…沖縄の南 予報円の中心…北緯21度50分 (21.8度)、東経122度05分 (122.1度) 進行方向、速さ…北西 20km/h (11kt) 中心気圧…920hPa 中心付近の最大風速…55m/s (105kt) 最大瞬間風速…75m/s (150kt) 暴風警戒域…全域 270km(145NM)