出不精なので「週4」でウーバーイーツを利用しています。「店まで出向いた場合」と比べ、どれだけの手数料がかかっているでしょうか…。
近年人気が高まっている「フードデリバリーサービス」ですが、世間一般では「料金が高い」ともいわれています。 フードデリバリーサービスの料金設定には配達員の報酬やサービスの手数料が含まれているため、基本は店舗で買うよりも高額です。今回は、フードデリバリーサービスの料金相場を比較したうえで、1週間に4回利用した場合の費用がどれくらいの負担なのかについて解説します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
フードデリバリーサービスの料金はどれくらい?
近年ではフードデリバリーサービスに参入する企業が相次いでおり、今や数多くのアプリケーションやサービスが存在します。代表的なサービスの配送手数料は、表1の通りです。 表1
フードデリバリーサービスの手数料を基に筆者が作成 料金体系は一律にしているところもあれば、店舗によって自由に金額を設定できるところもあります。最も安い場合は50円程度ですが、個人店だと500円近く取る場合も珍しくないでしょう。 ■フードデリバリーサービスは料理の価格も割高 フードデリバリーサービスの利用者は配送手数料を取られますが、店舗側はサービスの利用手数料を取られます。そのため料理の設定金額が、店舗内の金額よりも高めに設定されている場合がほとんどです。 表2はハンバーガーチェーンの店舗価格と、とあるフードデリバリーサービス上の価格を比較したものです。 表2
フードデリバリーサービスとハンバーガーチェーンの価格を基に筆者が作成 上記で比較してみると、いずれのハンバーガーチェーンにおいてもフードデリバリーサービス経由だと大幅に値上がりしていることが分かります。店舗によっては2倍近い価格まで引き上げられるため、設定幅はバラつきがあるようです。 今回はハンバーガーチェーンのケースで比較していますが、配送エリアや店舗によって設定価格は異なる可能性があります。 ■1週間に4回利用した場合の費用はどれくらい? 今回のC社フードデリバリーサービスを用いてG社のハンバーガーを購入した場合の費用を算出し、店舗で購入するときの費用と比較しましょう。 1週間に4回配送してもらった場合は「ハンバーガー440円+配送手数料300円」を4回で2940円です。店舗で購入した場合はハンバーガー価格240円、配送手数料はかからないため960円です。たった4回の利用だけでおよそ2000円もの差があると分かります。 今度は配送手数料と商品の価格差が最も小さいA社フードデリバリーサービス(配送手数料50円の場合)を使ってF社のハンバーガーを購入した場合で計算しましょう。 1週間の4回配送してもらう金額は「ハンバーガー240円+配送手数料50円」を4回で1160円です。店舗で購入した場合はハンバーガー価格170円、配送手数料はかからないため680円です。このケースでは480円の差でした。 このように利用するフードデリバリーサービスや飲食店によって料金が大きく変動するため、費用を安く抑えるには配送手数料が安く、価格差の小さいものを選ぶとよいでしょう。