現役塾講師が潜入してみた! 自由な校風で今、最もアツい女子校「恵泉女学園」の人気の秘密に迫る
経堂駅、千歳船橋駅から徒歩12分。 世田谷区の閑静な住宅街に佇む、恵泉女学園をご存知でしょうか。 「う、嘘でしょ…」“普通の親子”が国公立の中高一貫校に見学に行ったら…思わず顔が引きつった「生徒たちの実態」 1929年、キリスト教者河井道が、いのちを慈しむ女性を育てることを目標として創立した、伝統のある学校です。 先生と生徒の距離も近かったり、制服がなかったりすることから、比較的自由な校風と言えます。 また、メディアセンターという24教室分の面積を有する超大型の図書館があるなど、施設的にも魅力十分です。 そんなこともあり、近年、中堅校の中でもかなりの人気を誇っている恵泉女学園。 取材で潜入してきました。
教育の3本柱
恵泉女学園は、教育の3本柱として「聖書」「国際」「園芸」を掲げています。 1つ目の「聖書」について。 これは、要するにキリスト教教育のことですが、恵泉女学園では、毎朝25分ほどの礼拝を行っています。 中学生と高校生が日替わりでフェロシップホール(講堂)に集まり、教師や生徒による感話、讃美歌の合唱、お祈り、献金などが行われます。(講堂に集まらないときは、それぞれのクラスで過ごします。) フェロシップホールでの合唱は、パイプオルガンの伴奏と、生徒、教職員による合唱によって、まさに荘厳な雰囲気。一日のスタートに、礼拝によって心を静めることは、マインドフルネスの効果もあるでしょう。 2つ目の「国際」について。 恵泉女学園は、生徒一人ひとりに向き合ったきめ細かい教育が特徴的です。 国際教育にも表れており、小テストや直しノート、毎日の宿題などによって、しっかり指導がなされます。 平和学習や国際理解教育などを通して、国際的な理解を広げようとする取り組みもあります。 3つ目は、「園芸」です。 園芸を教育の柱に取り入れているのは、他の私立では見られないユニークな特徴です。 授業の中に園芸という科目が組み込まれており、各学年、季節ごとにさまざまな植物を栽培します。 取材日は、夏日で暑かったですが、「暑い暑い」と言いながらも、収穫した野菜を運んだり、水やりをしたりする姿が印象的でした。 そして、恵泉女学園の施設として、もっとも特徴的なところがあります。そのお話は次回!