愚行で退場したヤ軍ファンの弟が「ムーキーが僕らに悪態をついた」と主張…米メディア報道「最近のWS史上最も荒々しい瞬間の一つだ」
ファンの愚行が物議を醸している。 現地時間10月29日(日本時間30日)、ワールドシリーズ(WS)第4戦がヤンキースの本拠地で行われ、初戦から3連勝していたドジャースは、4対11で大敗。同シリーズの対戦成績が3勝1敗となり、2020年以来4年ぶりのWS制覇が明日以降へお預けに。そんな中で現在話題となっているのは、試合序盤に見られた“観客の問題行動”だ。 【動画】ヤンキースファンが暴挙!ベッツ捕球のボールを奪い取ろうと… ドジャースがフレディ・フリーマンの2ランで先制した直後の1回裏、ヤンキースの1番グレイバー・トーレスが右邪飛を打ち上げると、これをムーキー・ベッツがフェンス際で捕球。しかし次の瞬間、スタンドで観戦していたヤンキースファンがグラブから奪い取ろうとする暴挙に……。守備妨害で打者にアウトが宣告され、観客に退場処分が下された。 これを受け、米スポーツ専門メディア『The Athletic』でヤンキース番を務めるブレンダン・クティ記者は、「最近のWS史上最も荒々しい瞬間の一つだ」と報道。記事内では、ベッツのグラブからボールを強奪した観客がシーズンチケットを持つ38歳のオースティン・カポビアンコ氏だと特定し、本人や周囲のコメントも取り上げている。 同メディアによれば、テキストメッセージで本人にコンタクトを取ろうとしたところ、ヤンキースがアンソニー・ボルペの満塁弾で逆転する3回裏の少し前、カポビアンコ氏から「試合を見たいだけだ」と返ってきたという。さらに弟で29歳のダレン・カポビアンコ氏は、「ムーキーが僕らに悪態をついた。あれは良くない」と主張したとのことだ。 一歩間違えれば選手の怪我につながってしまう危険行為。今回の蛮行はしばらく波紋を広げそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]