公道もサーキットも楽しめる究極の一台! マツダ・ロードスターのモータースポーツベース車「NR-A」の魅力とは
サーキット走行で真価を発揮する「DSC-TRACKモード」
マツダがモータースポーツ愛好家向けに開発したロードスターの「NR-A」グレードを知っているでしょうか? 【画像】公道もサーキットも楽しめる究極の一台! マツダ・ロードスター「NR-A」を写真で見る(28枚)
このモデルは、サーキット走行を視野に入れつつ、日常のドライブでも高い走行性能と快適性を提供することを目的としています。 NR-Aの最大の特徴のひとつは、ビルシュタイン社製の車高調整式サスペンションを標準装備している点です。これにより、ドライバーは自身の好みや走行条件に合わせて車高を調整し、最適なハンドリングと乗り心地を実現できます。 また、ブレーキローターの大型化、冷却性能や駆動系(P.P.F、ドライブシャフト、デフケース、LSD)の強化が図られており、これらの要素が組み合わさることで、ロードスターならではの軽快な走行フィールが一層際立っています。 さらに、NR-Aには「DSC-TRACKモード」が搭載されています。 これは、従来のDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)機能を進化させたもので、サーキット走行時において、ドライバーの意図を優先しながら車両の安定性を保つように設計されています。このモードは、限界走行時のコントロール性を高め、スポーツドライビングの楽しさを最大限に引き出す重要なアイテムです。
コストパフォーマンスに優れた選択肢
エンジンは最高出力136馬力・最大トルク152Nmを発生する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせられています。このパワートレインは、スムーズな加速と高回転域での伸びやかさを両立しており、ドライバーに爽快なドライビング体験を提供します。
現行型の車重は旧型に比べて10kg増えて1020kgになりましたが、日本仕様のハイオク(98~99オクタン)に合わせたためエンジン出力は4馬力向上しています。 内装面では、シンプルながらも機能的なデザインが採用されています。最新のモデルでは、コックピット中央のディスプレイが8.8インチへとサイズアップし、しかもそれをNR-Aを含む全グレードに標準装備しています。 このディスプレイ、スマホのナビアプリを画面上に映し出すことができるほか、地図データを収録したSDカードを挿せばカーナビとしても使えます。これにより、日常のドライブでも快適性が向上しています。 安全装備としては、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報システムなど、最新の安全技術が搭載されています。これらの装備により、サーキット走行だけでなく、一般道での安全性も確保されています。 NR-Aは、その高いポテンシャルから、モータースポーツのエントリーモデルとしても人気があります。特に、マツダが主催するワンメイクレース「ロードスター・パーティレース」などでの使用を想定しており、競技参加を考えるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。 消費税込みの車両価格は、306万4600円と、他のグレードと比較してもコストパフォーマンスに優れています。 ちなみにSパッケージは308万7700円(6MT)、RSは367万9500円です。また、中古車市場でも一定の人気があり、状態の良い個体が多く出回っています。 ※ ※ ※ 総じて、マツダ・ロードスターNR-Aは、スポーツドライビングを楽しみたいユーザーにとって、最適な選択肢のひとつと言えます。そのバランスの取れた性能と装備、特にDSC-TRACKモードの搭載による高度な走行性能、そして手頃な価格設定により、多くのドライバーから高い評価を受けています。
VAGUE編集部
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