【小倉競輪(ナイター)FⅠ】ライン4車の松本卓也が突っ張り先行で2着粘走「沈むと思ったけど残れてよかった」
<8日・小倉競輪・初日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 A級予選の4Rは松本卓也が突っ張り先行で奮闘。9歳年下の佐々木祐太に捲られることなく、2着に粘り込んだ。 「九州勢が後ろを固めてくれてライン4車だったし、やるだけやろうと思っていた」。別線の相手は123期の伸び盛り。番組的には〝当て馬〟にされたとも思える構成だったが、ひるむことなく立ち向かった。「相手の方が強いし、必死に突っ張った。でも最後は脚はいっぱいでした。(着外に)沈むと思ったけど2着に残れてよかった」。廣川泰昭の効果的な捲りブロックもあって四国ワンツーが決まった。 先行が通用しなくなり、精神的も参ってしまった時期もあった。「でも今は、行けるところから行こうと割り切って走れている。86点まで成績は下がっているし、もうこれ以上は落ちないでしょうから」。30代半ばに差しかかれば、自力勝負も段々と厳しくなってくるが諦めない。S級復帰を目指してフレームから練習方法まで、あらゆる面の改良を重ねながら一歩ずつ前に進む。▼準決5Rは松本秀之慎、佐々木祐太が相手の3分戦。勝利となると厳しいが、中団先捲りや飛び付きを応用できれば2、3着なら狙える。1―3=247、2―3=1。 ▼8R(岡崎景介)東龍之介は追い込み型で、久島尚樹は単騎、薦田将伍は絶不調。完全な逃げ一車だけにチャンスは十分のはず。4―2―1、4=1―7。