全国モンブラン大会、山鹿市で16日開幕 鹿北中生徒ら抹茶風味のケーキ商品化
山鹿市鹿北町で16、17日に開催される全国モンブラン大会を盛り上げようと、鹿北中3年生が考案したオリジナルのモンブランが商品化された。大会会場での販売を予定しており、校内で13日に試食会があった。 3年生は全国モンブラン大会に合わせ、特産のクリの歴史や料理について学習を重ねてきた。その一環として、北原咲さん(15)が地元の岳間茶とクリを使ったモンブランを考案。町内でカフェを営む太田黒宣人さん(28)が商品化に協力した。 完成したモンブランは、細かく刻んだクリを抹茶やクリを使った味の異なる2層のクリームで包み、外側から抹茶を振りかけてクリの渋皮煮を載せた。「抹茶とクリの風味のバランスが難しかった」と太田黒さん。商品化まで約4カ月かかったという。 試食した生徒からは「おいしい」「いろんな食感が楽しめる」と好評。考案者の北原さんは「鹿北の地で大切に栽培されてきた岳間茶とクリが、スイーツという形になってうれしい」と話した。
大会は鹿北グラウンドで開催。販売は17日午前10時40分からで限定50個。800円(税込み)。(本田清悟)