【住之江ボート・GⅠ高松宮記念】大舞台への切符つかむため仲谷颯仁が逆襲開始
住之江ボートの「GⅠ第52回高松宮記念特別競走」は2日、2日目が行われる。 ◇ 絶対に巻き返す。仲谷颯仁(30、福岡)は初日4Rで枠なり5コースから進入したが、コンマ24の6番手スタートが響いてしまい、見せ場をつくれず5着で初戦を終えた。 「欲をかいて調整をしたら回転不足でしたね。直線はレースでも悪くなかったですが、出足や行き足に影響がありました」 コンディションの移り変わりが激しかった初日は回転を合わせ切れずに消化不良なレースとなってしまったが、前検から好感触のストレート系には問題ないことをアピールした。 2018年の九州地区選(若松)で、デビュー3年5カ月目の23歳でGⅠ覇者の仲間入りを果たしブレーク。昨年は特別戦での優出がなく苦戦を強いられたが、今年は2月九州地区選(芦屋、5着)と4月大村72周年(6着)で優出と徐々に復調中。デビューの地で、GⅠも制した若松で来年3月に行われるSGクラシックの出場権を得るためにも、今大会にかける思いは強い。 「調子はよかったり悪かったりですが、去年よりはいい。クラシックに出たいし、権利が欲しいです」 大舞台への切符をつかむためにも5、9Rで巻き返して予選突破を目指す。(西脇和哉)