台風20号の被害、フィリピンで拡大 大雨や洪水で14人が死亡
台風20号「チャーミー」の被害がフィリピンで拡大している。ロイター通信によると、23日までに14人の死亡が確認された。中部では、大雨の影響で広い範囲で洪水が発生。現地メディアは、家屋が浸水し、住民が屋根に取り残されている様子などを報じている。 【写真】ASEAN会合、熱を帯びた中国批判 異例発言で先頭に立った大統領 フィリピン政府は23日、首都マニラを含むルソン島全域の公立学校や公的機関を閉鎖。中部ナガ市では12人の死亡が確認されたと、地元の当局者がロイターの取材に明らかにした。 台風20号は24日未明以降、ルソン島を東から西に横断するとみられ、さらに被害が拡大する恐れがあるとして、防災当局が注意を呼びかけている。 フィリピンでは9月、東南アジアや中国で470人以上の死者を出した台風11号「ヤギ」で、少なくとも20人が死亡した。(マニラ=大部俊哉)
朝日新聞社