【J1広島】「継続して結果を残すのが良い選手」。新天地へと羽ばたく大橋祐紀が開幕戦直後に語っていたこと
今夏、広島から海外へ3人目の選手が羽ばたく。加入直後から期待に違わぬ活躍を見せ、前半戦終了時点でチームトップの二桁得点を挙げて攻撃のキーマンとして活躍した大橋祐紀だ。加入半年ながら多くの広島サポーターから愛された大橋は、海外クラブへの完全移籍となる見込み。抜群の嗅覚で得点を量産し、瞬く間にエースとなったストライカーが、加入直後に語った言葉を再編集してお送りする。(全2回・第2回) 【写真】今夏、ザルツブルグに移籍した川村拓夢 ◆継続して結果を残すのが良い選手。そうなれるように、次の試合に向かっていく ―2024シーズンホーム開幕戦のヒーローインタビューでは、「素晴らしいスタジアムに恥じないプレーをしたいと思っていた」と語っていました。まだ加入から間もない時期でも、周囲の新スタジアムへの思いを感じ取っていたのですか。 「それまでに取り上げられなかっただけで、加入後いろいろな取材などで話してきた内容です。特別なことだとは思っていなくて、自分はずっと感じていたことでした」 ―ハットトリックを達成した2023シーズンに続き、開幕戦での複数得点となりました。 「いまは正直、それについて何か思うことはないです。継続して結果を残す選手が良い選手だと思っているので、それができるように次の試合に向かっていきます」 ―FC東京との第2節(3月2日・△1-1)では、後半にPKを決めて2試合連続の先制点、続けて結果を出しました。 「最初は満田(誠)選手が『蹴っていい?』と聞いてきたので、いいよと言ったんです。でも最終的には任せてくれました」 ―あらためて、大橋選手とサッカーの出会いについてお伺いします。サッカーを始めたのは、いつですか。 「小学1年生か2年生くらいです。テレビで日本代表の試合を見てやりたくなったので、地元の少年団に入りました」 ―それからずっと続けている、サッカーの魅力は何だと思いますか。 「知らない人とでもボール1つで仲良くなれることですね。どこに行ってもそうだと思いますが、それがサッカーの一番の魅力で、ボールがコミュニケーションのツールであることが素晴らしいです」 ―現在プロでプレーしているFWが、大橋選手にとって最適なポジションなのだと思いますが、他のポジションの経験は? 「一通り経験しました。少年団に入った頃はFWなど攻撃的なポジションでしたが、サイドバックでプレーしたこともあります。FWとしてもまだまだだと思っているので、継続して結果を出せる選手になりたいです」 大橋祐紀(おおはし・ゆうき) 1996年7月27日生、千葉県出身 ポジション・FW 八千代高ー中央大ー湘南ー広島(2024年) 中央大時代は加藤陸次樹とチームメートで、ふたりのコンビネーションから得点を量産。前所属の湘南でもストライカーとして活躍し、2023シーズンの開幕戦ではハットトリックを達成した。広島移籍後の2024シーズン開幕戦でも2ゴールを挙げチームをけん引。前半戦終了時点で、2シーズン連続の二桁得点を達成していた。
広島アスリートマガジン編集部