長崎市役所の1階ホールに設けられた福山雅治さんの無料ライブのビューイング会場=2024年10月13日午後5時10分、長崎市、西本秀撮影

　サッカー競技場やショッピングモールなどが一体となった「長崎スタジアムシティ」（長崎市幸町）の開業を翌日に控え、こけら落としとなる福山雅治さんの無料ライブが13日午後5時から開かれた。隣接会場でのライブビューイングも合わせて約3万人のファンらを抽選で招待。長崎県警は交通規制を行うなど厳戒態勢をとった。 【写真】かつての三菱長崎造船所幸町工場。跡地に長崎スタジアムシティが建設された 　長崎スタジアムシティは地場の通販大手ジャパネットグループ（本社・長崎県佐世保市）が約1千億円を投じ、三菱重工業長崎造船所の工場跡を再開発した。 　JR長崎駅そばの約7.5ヘクタール（東京ドーム1.5個分）に、サッカーの「ピーススタジアム」、バスケの「ハピネスアリーナ」、ホテル、ショッピングモール、オフィス棟などが立ち並ぶ。競技場は、それぞれサッカーJ2のV・ファーレン長崎と、バスケB1の長崎ヴェルカの新拠点となる。 　長崎市出身の福山さんのライブは、スタジアムの2万5千人枠に10倍を超える応募があった。はずれた人のうち約5千人を隣接するアリーナでのライブビューイング(LV)に招待。長崎市役所のホールなど、県内20市町にもLV会場を設けた。（寿柳聡）