【バドミントン】パリパラリンピック出場の村山浩、長島理、藤原大輔、今井大湧らが準決勝へ 『ヒューリック・ダイハツJapan パラバドミントン国際大会2024』
10月22日から東京都渋谷区・国立代々木競技場第一体育館で『ヒューリック・ダイハツJapan パラバドミントン国際大会2024』が開催中だ。22日には、各種目の準々決勝などが行なわれた。 車いすクラスの男子WH1(障がいが重いクラス)では、パリパラリンピックに出場した長島理、村山浩のほか、西村啓汰、飯塚裕人、大山廉織の出場5選手が予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントに進出。22日に行なわれた準々決勝では、長島、村山、西村、大山が勝利し、準決勝に進んだ。 日本選手同士の対戦となった西村と飯塚の準々決勝は、第1ゲーム中盤まで競り合う展開で、11点目を先に取ったのは飯塚。しかし、西村は13-15のビハインドから8連続得点で第1ゲームをものにすると、第2ゲームは9点に抑えて勝負を決めた。26日の準決勝では、長島と村山、大山と西村が対戦する。
立位クラスでは、パリパラリンピックに出場した男子SL3(下肢障がい/障がいが重いクラス)の藤原大輔、男子SU5(上肢障がい)の今井大湧がともに準決勝進出を決めている。 今井は同クラスの世界ランキング6位(10月22日付)だが、対戦した台湾選手も同8位と実力伯仲。第1ゲームを21-17で先制するも、第2ゲームは16-20とゲームポイントを握られる展開。そこから6連続得点で逆転し、会場から大きな拍手を浴びた。
女子では、車いすクラスWH1の友寄星名、立位クラスSL4(下肢障がい/障がいが軽いクラス)の中村鈴が、快勝で準決勝進出。中村は2007年生まれの高校3年生。準決勝では、東京パラリンピックとパリパラリンピック2大会連続出場の藤野遼に胸を借りる。 また、女子のSL3は出場選手5名によるラウンドロビンで順位を決定。武田佳乃は2勝目を挙げた。 なお、パリパラリンピックで金メダルを獲得した梶原大暉の男子WH2は、24日までに予選リーグを終え、26日に準決勝、27日に決勝を実施するスケジュール。梶原は、同じくパリパラリンピックに出場した松本卓巳とともに準決勝進出を決めている。 同じくパリパラリンピック金メダリスト、女子WH1の里見紗李奈は、決勝トーナメント1回戦は不戦勝で、26日の準決勝では友寄と対戦する。
取材・文&写真/バドミントン・マガジン編集部