女子キャンパー、SNSで憧れた「雨キャンプ」へ! 優美で幻想的…でも「正直しんどい! 」3つの実体験
■雨が上がっていても撤収に時間がかかる
一夜明けて外に出ると、自然豊かなキャンプ場は雨で浄化されたよう。雨上がりにしか見られない景色と空気に癒され、名残惜しい気持ちを抑え撤収を開始した。 しかし、雨キャンプの撤収は大変! 雨が降っている最中での撤収が大変なのは言わずもがなだが、実は雨が上がった後でも大変な労力を伴う。 最も苦労するのは撤収前のテント拭きとり作業だ。普段は気がつかないが、テントは意外に高さがあり、背伸びをしながら拭くのは至難の技だ。特に筆者はワンポールテントを使用したため、高い場所は拭くのを諦め持ち帰った。 雨に降られたテントはズッシリと水分を含んで重く、運ぶのも一苦労。自宅に戻ってから乾燥させることも考えると、気分も重くなる。 雨の日は取り扱いに慣れたテントで、事前に撥水処理をしっかり施しておくことをおすすめする。
■体験を踏まえて、またチャレンジしたい
キャンパーなら一度は挑戦してみたいと思う人も多いであろう雨キャンプ。大変なこともあったが、晴天時と比べ人の少ない静かなキャンプ場では、まるで自然を独り占めにしたような贅沢を味わえた。また、雨の音によって周りの音が消し去られ、自分の作業や考えに没頭できる非日常的な時間を過ごせるのも魅力だ。 ぜひ新しい経験としてあえて雨キャンプに挑戦してはいかがだろうか。SNSで「いいね! 」を押すだけでは満足できなくなってきたので、筆者も再度挑戦しようと思う。 上池 樹(かみち いつき) 30歳を過ぎた危機感で向かった北海道ひとり旅行しをきっかけに、ソロキャンプ、ひとり旅行の単独行動に生きがいを感じています。 絶対に飲酒をしたいので、どんな秘境にも公共交通機関で向かいます。
上池 樹