消滅危機の町「おばぁ」は元気だけど若い女性減る…2050年までに70%以上減少か 「対策するも効果なし。県の支援不可欠」と町長
■「おばぁ」たちが元気 一方「若い人が来ない」町
神戸から3時間、鳥取からは30分の位置にある、兵庫県「新温泉町」。 その名の通り、温泉資源と自然に恵まれ…温泉街では、地元の元気な「おばぁ」たちが観光客を迎え入れます。 【写真】「おばぁ」は元気だけど若い女性減少… おばぁ:70歳はまだ女子学生。 しかし、町に押し寄せるのは、深刻な人口減少の波。 おばぁ:お客さんで来られるのは若い人も多いけど、新温泉町には若い人は来ないです。 ことし4月の民間の有識者による調査で、新温泉町は消滅する可能性がある自治体に選ばれ、2050年までに、20代から30代の女性が70パーセント以上減ると推測され、県内ワーストになった。
■「独自の出産支援金」「給食費の無償化」 あれこれ試すも効果なし
そんな中、子育て世帯からは、町の子育て支援を評価する声も。 町内で子育て中の町民:出産の応援金で5万円もらえたり、(子供の)医療費が無料なんです。 町は「人口減少」を重大な課題として、こどもの医療費や給食費の無償化など、すでにあれこれ手を打ってきたつもりだが、町長は… 兵庫県新温泉町 西村銀三町長:効果はない。少ない。
■町だけでは限界 県の支援が不可欠
もはや、町だけでなく、生活の基盤を整えるための、県の支援が不可欠だと話ます。 兵庫県新温泉町 西村銀三町長:人が減る原因は、働く場所にある。働く場の環境整備の充実をやりたい。それを県がバックアップしてほしい。 人口減少は、兵庫県がかかえる大きな課題となっている。 (関西テレビ「newsランナー」2024年11月4日放送)
関西テレビ