サイバー犯罪で官民連携 警視庁、専門家に再委嘱
警視庁は4日、サイバーセキュリティーに詳しいSBテクノロジーの辻伸弘さん(45)にアドバイザーを再委嘱した。2022年の就任以降、捜査員に専門的な助言をするなどの貢献を踏まえた。サイバー犯罪に関する情報交換を通じ、官民連携で身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)などへの対処能力の向上を図る。任期は2年。 辻さんは警視庁で開かれた委嘱式で、官民をつなぐ役割を務めたいと語り「(犯罪組織に)対抗するためには、組織内外の人間がつながる必要がある」と説明。市民向けの情報発信にも注力するとした。 森元良幸副総監も出席し「さまざまな分野で貴重な助言をいただいている」と語った。