行田市でAI技術活用の交通サービスを開始/埼玉県
地域交通の充実を目指すため行田市で、6日から、AI技術を活用して運行する乗り合い型の交通サービスが始まりました。 行田市では、現在、市内循環バスが6路線運行していますが、市民から「使い勝手が悪い」「ルートが遠回り」などの声が寄せられていました。 また、今年度いっぱいで市内循環バスが3路線廃止されます。 こうしたことを踏まえ、市はAIが目的地まで最適なルートを選ぶ乗り合い型の交通サービス=「うきしろ号」の運行を6日から始めました。 出発式で行田邦子市長は「マイカーだけに頼らない地域社会を築き、地域交通の充実に取り組んでいく」と挨拶しました。 「うきしろ号」は、地元のタクシー会社が運行します。利用できるのは市民で電話やLINEなどから、事前に予約する必要があります。 同じ時間帯に同じ方向へ向かう利用者が乗り合わせ、予約に応じたルートをAIが分析し最適なルートをたどり、目的地に向かいます。 乗り降り可能な場所は自宅に加え、医療機関や金融機関などの772か所です。 市によりますと、「うきしろ号」は1年間実証運行をして、利用者の声を集約しながら台数の調整などを検討するということです。
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