毎日暑いので「シャワーだけ」しか浴びていません。お風呂につからないと、どれだけ節約になるのでしょうか? シャワーとの“費用差”はどのくらいですか?
ガス代の価格差はどのくらい?
続いて、ガス代の費用差について、次の条件で計算していきましょう。 ・東京都の8月の平均水温28度から40度に温める(温度差12度) ・一般的な給湯器を使用するとして熱効率は80% ・発熱量は1万750キロカロリー/立方メートル ・基準単位料金は東京ガスのB表基準単位料金(130.46円)を使用 ガス代は「上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×基準単位料金(円/立方メートル)」という計算式で求められます。この計算式に基づいて計算すると、水200リットルを沸かす場合は「12(度)×200(L)÷(80%×1万750キロカロリー)×130.46(円/立方メートル)=約36円」のガス代がかかります。 一方で、シャワーを10分間で120L使用する場合は、「12(度)×120(L)÷(80%×1万750キロカロリー)×130.46(円/立方メートル)=約22円」となり、ガス代についてもシャワーのみのほうが費用は安く済んでいることが分かります。
シャワーのみの場合はお風呂を沸かすよりもガス代・水道代ともに安く済む
今回はシャワーの場合と湯船につかる場合のガス代・水道代の費用差について解説しました。浴槽とシャワーのどちらが節約できるかは、使用人数や使用時間により異なりますが、ガス代・水道代ともにシャワーのみのほうが安くなっています。 たまにはシャワーだけではなくて、湯船にゆっくりつかりたいという人もいるでしょう。「節水のシャワーヘッドに変える」「こまめにお湯を止める」「浴槽にふたをする」といった入浴コストを抑える方法を活用しながら、入浴時間を楽しんでください。 出典 バスリエ株式会社 95%がお風呂好き! 7500人に聞いた入浴習慣 東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部