福沢から渋沢へ引き継ぎ 東証で打鐘、経済発展を
新旧の1万円札の顔、福沢諭吉と渋沢栄一の故郷の自治体が3日、東京証券取引所で引き継ぎ式を開いた。福沢が幼少期を過ごした大分県中津市と、渋沢が生まれた埼玉県深谷市の両市長が日本経済の発展を祈念し、鐘を打ち鳴らした。 両市長は「1万円札宣言2024」を発表。福沢、渋沢ゆかりの企業、団体の連携強化のほか、2人の実績や精神を発信していくことを盛り込んだ。両県の日本酒を飲んで祝う儀式も行った。 奥塚正典中津市長は「両市で交流を深めたい」と強調。小島進深谷市長は「学者、商人の立場から尽力した2人のように日本経済をより良くしたい」と意気込んだ。