「吉田類の酒場放浪記」放送21年目で初のオープニング曲・映像を変更 BS-TBS社長「変えるタイミングは今」
TBSの定例社長会見が25日、都内の同局で開催。BS-TBSの看板番組「吉田類の酒場放浪記」で番組放送から21年間にわたり使用されてきたオープニング曲「Egyptian Fantasy (エジプトの幻想)」が10月7日放送回から、音楽家・高田漣氏が作曲した新曲「ほろ酔いの王国」に変わり、オープニング映像も一新されることが発表された。 2003年の番組放送以降、初のオープニング変更に至った経緯について、BS-TBSの伊佐野英樹社長は「もう古いアナログ時代に撮った映像だったんで4Kで見るとジャキジャキ」と苦笑。その上で「この先まだまだ(番組は)続くだろうと。そうすると(オープニングを)変えるタイミングは今だろうっていうことがある」と看板番組として、新たなアップデートに期待を込めた。 新曲を聴いたという伊佐野社長は「良い感じ」と満足げ。「世界観は全然変わってない。心配したのは長く続いてきた番組なので、嫌な方に変わっちゃったっていうことは一番よくないなと思ったら、曲の雰囲気も見事に今までと同じ世界観の中で新しいものにしていただいた」と語った。 同番組に出演する吉田類氏もコメントを寄せ新曲について、「番組にすごく合っていると思いますね」と評価。新曲のタイトルは吉田氏自ら命名し、「メロディーが覚えやすくて、漣さんが少しおっしゃっていたチンドン屋の雰囲気もよく出ています。どこか昭和のムードが漂い、場末感も少し感じられます。まるで大きなテントの中のサーカス小屋で聴くような、想像が広がる曲です」とアピールした。