パインアメデザインのジャケットに袖を通した大東さん

俳優の大東駿介さんが、関西の街を歩きながら魅力を学ぶ「発見！てくてく学」。 今回はあべの・天王寺エリアを訪れました。大阪でも指折りの繁華街に、歴史情緒あふれる寺町。今と昔が交差する魅力的な街です。 ■【動画】大東さん思い出のパインアメは過去最高の売り上げ　平安時代の大スター誕生の地では占い初体験

■全国でも珍しい！？「○○」がある神社

“平安時代の大スター”が生まれた地で占い初体験

まずは東天下茶屋商店街をぶらり。阪堺電車の東天下茶屋駅のレトロな佇まいに「めちゃくちゃええやん！」と大東さん。開通して124年の阪堺電車は、現存する日本最古の路面電車です。 この辺りには“平安時代の大スター”が生まれた場所があるとのことで、街の人に聞くと「安倍晴明神社」との答えが。歩きだすとすぐに神社が見つかりました。 平安時代、陰陽師として政界で活躍した安倍晴明。父はここ阿倍野の豪族で、晴明の没後に、生誕の地を記念してこの神社が建てられたといわれています。 境内で宮司さんにお話を伺っていると、「占い相談」の文字を発見。「神の如（ごと）し」といわれた安倍晴明の占いにあやかり、この神社では30年ほど前に占い相談所を設けたのです。 占いは人生で初めてだという大東さんですが、この道20年の占い師・阿内さんにみてもらうと、「いろんなことにチャレンジするといい。今年は特に結果が出る年」とのこと。 【大東駿介さん】「今年の仕事の向き合い方しだいで、来年に影響するということですね。まさに俳優業だけじゃなく、こういうロケも、いろんな人に会って、いろんなことを知りたいからやりたいというところがあるので」 始まったばかりのこのコーナーは、まさに大東さんの新たなチャレンジ。これからの出会いや経験が楽しみです。

■売り上げ急増！人気お菓子メーカーのユニーク戦略

「パインアメ」ユニークな戦略の数々に「怖くなってきた！」と大東さん

1951年（昭和26年）に誕生し、長年愛される「パインアメ」。パイン株式会社の本社が天王寺区にあるということで、広報の井守さんに、ロングセラーの裏にある“驚きの秘密”を伺いました。 ちなみに、73年間の歴史の中で、パインアメが一番売れたのはいつなのでしょうか？大東さんは「20年前」と予想しましたが…。 【パイン株式会社 広報 井守真紀さん】「正解は、去年です」 2023年、セ・リーグ優勝と日本一に輝いた阪神タイガース。岡田前監督が試合中によくなめていたのがパインアメでした。それを偶然テレビで知った広報の井守さんは、すぐに球団に“1000粒”のパインアメを送ったのです！ そのプレゼント作戦がきっかけで「パインアメ」が新聞やSNSで広く取り上げられました。パインアメの売り上げは爆発的に伸び、過去最高の販売数を記録したのです。 さらに驚きなのが、広報担当は井守さん一人。SNSでこまめにお客さんと交流を図るなど、心が通った広報活動でパインアメを広めています。 そんな中、お客様からいただいた約70年前のパインアメの缶を「無駄にしてはいけない」と、復刻版を作った井守さん。缶のデザインも自身で復元し、去年、阪神梅田本店で販売したところ、限定3000缶が午前中に売り切れたのです。 他に、コラボ商品にも力を入れていて、遊び心あふれる多彩なグッズで話題作りを狙っています。 ロングセラーの裏には、工夫を凝らした、たゆまぬ努力があったのです。 (関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見！てくてく学」 2024年10月17日 木曜日放送)