成田空港、総旅客350万人超え コロナ後初=8月実績
成田国際空港会社(NAA)の8月の運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比11%増の357万5109人で、新型コロナ流行前の2020年1月以来4年7カ月ぶりに350万人を突破した。2019年同月と比較すると15%減で、3年5カ月連続で前年を上回り、9割前後の回復が続いている。 【画像】成田空港の新ターミナル計画 旅客数は国際線が19%増(19年同月比16%減)の287万2224人で、6カ月連続で250万人を突破した。このうち日本人は20%増(43%減)の92万3972人、外国人が24%増(18%増)の173万6804人、通過客が14%減(35%減)の21万1448人となった。また、国内線の旅客数は12%減(10%減)の70万2885人だった。 国際線旅客は3年6カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は単月の最高記録でコロナ前超えが続く一方、日本人旅客は6割近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は2カ月連続で前年同月を下回った。 貨物量は5%増(7%減)の15万4906トンだった。
Yusuke KOHASE