ホンダの新型「フリード」は何が変わった? 開発責任者に聞く!
■介護以外にも使える福祉車両が登場 ユーティリティの面では、用途や使用期間が限定されるという福祉車両のイメージを変えるべく、「3wayユニバーサルムーバー」をコンセプトにした「フリード クロスタースロープ」を用意した。3wayとは「介護」だけでなく「日常」「レジャー」でも快適に使えるという意味。電動ウインチ(速度調整機能、進路補正付き)付きのスロープを使えば、従来の車椅子だけでなく、ベビーカーやキャンプ道具満載のカート、3輪電動マイクロモビリティ「ストリーモ」なども簡単に積載できる。
こうして見ると、新型フリードはライバルのシエンタを意識してというよりも、純粋に使いやすさを追求して開発したクルマ、といった感じがする。このクルマもそのうち、街で頻繁に目にするようになるのだろう。 ■ 原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。
原アキラ