首都圏の大学に通う熊本県出身者向けの学生寮「有斐学舎」が入寮生募集…今年、埼玉県から東京都内に移転
首都圏の4年制大学や大学院に通う熊本県出身者向けの学生寮「有斐学舎」(東京都小平市学園西町1の2の15)は、2025年度の入寮生(男子15人、女子10人程度)を募集している。埼玉県志木市にあった寮は、昨年末の火災を受けて今年、都内に移転、顔認証システムや防犯カメラ設置など安全対策も強化した。 【写真】熊本空港に開業した「そらよかエリア」の屋外広場
公益財団法人・肥後奨学会が運営しており、県やOB・OGの支援を受けて格安で部屋を提供している。1976年に都内から志木市に移転したが、昨年12月に一室を全焼する火災が発生。建物が老朽化していたこともあり今年5月、かつて企業の社員寮だった小平市の物件に移転した。
新しい寮「有斐学舎一橋学園寮」は鉄筋コンクリート4階建て。西武多摩湖線の一橋学園駅から徒歩7分で、JR中央線経由で約35~40分で新宿に行ける。
舎費は2人部屋が月額2万6000円、1人部屋が同4万500円で、別に入舎料7万円、保証金3万円が必要。食事は日曜・祝日を除く朝夕に希望者に提供しており、月額1万7000円程度かかる。
入寮希望者は所定の書類を提出し、面接を受ける。書類は県庁県政情報文書課、県東京事務所(千代田区平河町)、有斐学舎で入手できる。面接は、熊本市国際交流会館で来年1月25日(必着で願書締め切り1月11日)と3月15日(同3月1日)、有斐学舎で3月27日(同13日)に行われる。
肥後奨学会常務理事で有斐学舎幹事(舎監)の三角二郎さんは「移転でより安全・快適な学びの拠点になった。舎生との交流を深めて大学生活を一層充実させ、大きく羽ばたいてほしい」と話している。