三觜喜一プロがスコアに苦しむゴルファーに提案「朝イチ練習でやるべきこと」
朝イチ何も考えずに打って出た球を確認する
いいスイングが必ずしもいいショットを生むわけではありません。ラウンドを控えた朝のタイミングでは、その日の体の状態に柔軟に対応することが、いいスイングをするよりはるかに大事です。 これはラウンド中の素振りにも言えること。体が重たいとか、動きがいいとか鈍いとかを確認する程度でいい。スイングチェックのための素振りは無意味です。 朝の練習でいい感じで仕上がったのに、スタートホールでいいショットが打てなかったら誰だって不安になります。だから私は、練習で確認したボール位置から、あとは何も考えずに振ってみて、出た球がその日の自分の球なのだと考えます。左にパーンと飛んで「今日はボールがつかまる体」だと思ったら、その前提でスタートするわけです。 「どんなに準備をしても、試合になったらどうなるかわからない。何かが起こったときにどう対応するかのほうが大事」とジェットさん(尾崎健夫プロ)は言っていますが、まさにそのとおり。朝イチでどんな球が出てもそれをポジティブに考えればいい。その日に出る球がわかるだけでも大きな指標になります。 【三觜喜一】 みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超
日刊SPA!