500m防水ダイバーズウオッチ【葛飾北斎 × アンダーン】“セイコー製”自動巻きムーヴメント搭載の限定モデル
カスタマイズウオッチの人気に火を付けた先駆的ブランドとして知られる“UNDONE（アンダーン）”。しかし、今回注目した“The Wave Forward”は、カスタムオーダーモデルではない。アンダーンの設立10周年を記念して製作された、世界限定1000本のスペシャルコラボモデルだ。 【画像】葛飾北斎の傑作をデザインしたムーヴメントや装着感をもっと見る 10周年を記念するアニバーサリーモデルで、アンダーンがモチーフとしたのは、日本はもちろん、世界で評価され愛され続ける浮世絵師、葛飾北斎の最高傑作“神奈川沖浪裏”。北斎が晩年魅せられた長野県、小布施にある北斎館とのコラボレーションによって製作され、文字盤やムーヴメントを含めて、時計全体が、富嶽三十六景の一図である“神奈川沖浪裏”からインスパイアされたデザインに仕上げられている。
ベースモデルとして採用したのは500m防水を誇るダイバーズウオッチ“アクアディープ”。プロ仕様の500m防水、多面的でソリッドなケースなど、そもそも語りどころの多いモデルなのだが、限定モデルでまず注目したいのは文字盤だろう。 文字盤は葛飾北斎の“神奈川沖浪裏”からインスピレーションを得たデザインとなっており、日本の伝統文様である青海波（せいがいは）をエンボス加工で施し、中央上部に北斎館のロゴを配置。外周に向けて色合いが濃くなるグラデーションに仕上げたことで、青海波（せいがいは）の立体的な装飾を際立たせている。 ちなみに、外周部分を暗くしたグラデーションデザインは、インデックスと文字盤のコントラストを高める効果も果たしており、視認性に優れているのも好印象だ。
ケースは軽量で耐アレルギー性に優れるチタン製。ブルーメッキを施したことで、北斎の“神奈川沖浪裏”が感じさせる大波の力強さと美しさを表現した仕上がりとなっている。 ケースの裏ブタはシースルーバック仕様となっており、搭載しているセイコー製の自動巻きムーヴメント“NH35A”の動きとメカニカルな造形を楽しめる。”神奈川沖浪裏”の大波がデザインされたローターなど、限定モデルならではの特別なデザインが魅力的だ。
