【有馬記念・生情報】アーバンシックは迫力満点の前日調整 武井亮調教師「こういうとき頼りになるのが…」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] アーバンシック(牡3・武井)は午前6時に登場。美浦トレセンの南Eコース(ダート)を経由してから坂路での最終調整となった。僚馬とは距離を置いて、単走の形で馬場の真ん中を登坂。迫力あふれるフォームで4ハロン60・9ー44・6ー14・6秒と大きめのキャンターで前日メニューを締めくくった。 「順調ですね。前進気勢を見せながらも完全にコントロールできていました」と武井調教師は青写真通りの調整を自負する。春までの懸念材料だったメンタルの成長が、その自信の裏付けだ。 最大のライバル・ドウデュースの回避に関しては「最初に聞いたときは相手関係が楽になることを歓迎する気持ちになりましたが、やはり強い相手と戦って負かしたかったですね。これはどの陣営も同じだと思います。もちろん残るメンバーも皆、強い相手ですが」と正直な気持ちを吐露しつつ、ガチンコ対決が流れたことに無念の表情を浮かべる。 レースに関しては「展開が変わってきますし、おのおののジョッキーの作戦もまた変わってくるでしょう。ただ、こういうときに一番、頼りなるのがクリストフ(ルメール)ですから」ときっぱり。有馬記念3勝(2005年=ハーツクライ、16年=サトノダイヤモンド、22年=イクイノックス)の名手に全幅の信頼を寄せていた。
東スポ競馬編集部