haveでもmakeでもない…使いこなすだけであなたの英語が急に"こなれた印象"になる「t」から始まるキラー動詞
ネイティブと自然に英語で会話をするコツはないか。スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長で哲学博士の星友啓さんは「意味は伝わっても、ぎこちなく聞こえてしまう英語表現がある。ビジネスや日常でひんぱんに使われる動詞一つを使いこなせるようになるだけで、かなりこなれた印象になる」という――。 【この記事の画像を見る】 ■ビジネスや日常会話でものすごく使われている 「呼吸を止めて1秒、あなた……」 この後に続く言葉は? この問いかけから、テーマ曲のメロディと共に岩崎良美の歌手名がすらすら出てくるのは、私と同年代の人たちだけではないはずです。 世代を超えて愛される漫画『タッチ』。あだちみつる先生の超ロングセラーで、テレビアニメ、実写やドラマ、映画にもなっています。 このタイトルが今回のテーマ。「touch」という単語は「触る」「触れる」という意味で覚えるのがふつうですが、そうではない形で、ビジネスや日常の英会話でものすごくひんぱんに使われています。 私たちからするとなにげなく普通に思える英語の表現でも、ネイティブには意外にぎこちなく聞こえたり、あまり使われないような表現が数多くあるのです。 「touch」を使うことで、すんなりと聞こえて、ネイティブの人たちとの会話にも自然なノリで入っていける。そんな表現を4種類カバーしていきましょう。この4つを使いこなせるだけで、だいぶこなれた感じが出ますので、ぜひマスターしてください。 ■そもそも『タッチ』のタイトルの由来は? ちなみに、国民的漫画『タッチ』のタイトルの由来は、「バトンタッチ」。優等生で野球スターの道を駆け上がる弟が亡くなってしまったあと、その夢を兄が引き継いでいくという意味が込められていたようです。 『タッチ』のタイトルの由来のように、「バトンタッチ」という言葉は、文字通りリレーで次の走者にバトンを渡すことから転じて、役割やプロジェクトなどを引き継ぐという意味で使われています。 バトンを「touch」するというところから、「引き継ぐ」。そんなふうに、「touch」という動詞は、何を触るかによって、全く異なる意味合いを出す便利な動詞なのです。 もっとも重要な「touch」をつかった万能でクールなフレーズを4つのカテゴリーに分けて見ていきましょう。