畑ではあちらこちらで虹が…少雨が続く宮古島 農作物や水の管理に注意
盛夏を迎えている沖縄・宮古島の畑では、毎日あちらこちらで虹が見られます。この虹、実はスプリンクラーの散水によって出来る「人工虹」なんです。
■宮古島の畑では毎日のように虹が見られる
盛夏を迎えている沖縄・宮古島の畑では、毎日あちらこちらで虹が見られます。この虹、にわか雨などによって自然にできるものではなく、スプリンクラーの自動散水によってできる「人工虹」です。 宮古土地改良区によりますと、宮古島の畑では、農作物の管理のために一年を通して自動散水を行っていて、散水は1週間に1度、30分から40分程度で、10アールの広さに約30トンの水を撒くということです。
スプリンクラーで空高く噴き上げられた水は細かい水滴となり、この水滴が太陽光を反射することによって虹が出来ます。 散水は360度にわたり行われますので、太陽を背にして待っていると、短い時間に虹が出来たり消えたりする様子を繰り返し見ることが出来ます。
■宮古島では少雨続く 水の管理に注意
ただ、宮古島地方では、梅雨前線の影響を受けにくかったことから、4月下旬頃から平年の3割から6割程度と降水量の少ない状態が続いています。 7月に入ってからもほとんど雨が降っておらず、17日(月)時点での前30日間の降水量はわずか14.0ミリと、平年の10%にとどまっています。 この先もしばらく、これまでの少雨を解消するようなまとまった雨が降る可能性は低く、降水量の少ない状態が続くとみられます。 宮古島市では、市民に「水道水」の節水を呼び掛けており、農作物や水の管理等に十分な注意が必要です。