ヒグマ捕獲体制の強化を 北海道知事、猟友会が要望
北海道の鈴木直道知事と道猟友会の堀江篤会長が18日、環境省を訪れ、小林史明環境副大臣にヒグマを安全に有害捕獲できるよう体制強化を要望した。10月の札幌高裁判決は、自治体からの要請を受けたハンターの猟銃所持許可取り消しを「妥当」と判断。堀江会長は判決を受け猟友会のメンバーから「やってられない」との声も上がっているとし、「身分保障をしてほしい」と訴えた。 ヒグマの捕獲を巡っては、2018年8月、砂川市の要請を受けた猟友会ハンターが住宅近くに現れたヒグマ1頭を猟銃で駆除。その際の安全確保が問題となり、道公安委員会に猟銃の所持許可を取り消された。札幌高裁判決は、取り消しを「妥当」とした。