4歳の娘らに有害物質を飲ませて殺害したとして逮捕された夫婦が、夫の父親を殺害したとして、先ほど、警視庁に再逮捕されました。2人が親族への殺人容疑で逮捕されるのは、3回目です。 【写真で見る】4歳次女殺人事件の細谷健一・志保容疑者　6年前に死亡・健一容疑者の父(73)を殺害した疑いで再逮捕　カルテなど徹底捜査　東京・台東区　警視庁 記者 「細谷健一容疑者が、腰を曲げた状態で出てきました」「いま志保容疑者が捜査員に車いすに乗せられます」 細谷健一容疑者（43）と妻の志保容疑者（38）は、健一容疑者の父・勇さん（当時73）に対して、有害物質「エチレングリコール」を摂取させて、2018年に殺害した疑いで、先ほど、再逮捕されました。 健一容疑者らは▼今年2月、自身の次女を殺害したとして、▼3月には健一容疑者の姉を殺害したとして、それぞれ逮捕されていて、これで3回目の逮捕になります。 勇さんの親族男性 「（入院中）だいぶ弱っているんだよね。だんだん話が通じなくなっちゃって。（見舞いに）行っても『うんうんうん』って言うくらいで、会うごとに弱っているね。（危篤の連絡を受け）行ったときには間に合わなくて、棺の中に入っていて、その時に健一がいないんだよね」 去年、次女の美輝ちゃんが突然死したことをきっかけに、健一容疑者らが過去、姉・美奈子さんや父・勇さんの死亡にも関与していた可能性が浮上。 警視庁は、病院に保存されていた勇さんの血液やカルテ、健一容疑者らが2017年ごろからエチレングリコールを購入していたことなどから、「エチレングリコールを摂取させたとみて矛盾はない」と判断。何らかの飲食物に混入させていたとみているということです。 また勇さんが死亡した年には、健一容疑者の母親も死亡していて、警視庁が関連を詳しく調べています。