【新車】KTM新型「990 DUKE」始動! 179万9000円で7月デビュー
2023年7月に海外での発表が話題となっていた新型「990DUKE」の国内発売時期が2024年7月に決定した。最高出力123PSの947cc新型エンジンを搭載しており、メーカー希望価格は1,799,000円(税込)となる。カラーはオレンジとブラックの2ラインナップだが、今のところ国内ではブラックの発売が決定している模様。発売前に気になる新型、990DUKEのスペックや特徴をおさらいしておこう。 【画像】KTM新型「990 DUKE」をギャラリーで見る(6枚)
KTMの新時代を切り開くDUKEニュースタンダードストリートファイター!
KTMのDUKEシリーズといえば、アグレッシブなネイキッド、ストリートファイターシリーズとして知る人も多いだろう。 2024年はDUKEシリーズ30周年の記念ということで、今年に入ってから新型DUKEたちが続々と発表されている。 990DUKEは、前シリーズ890DUKE Rをベースとした全く新しいモデル。軽量なシャーシを中心に開発され、“究極のミドルネイキッド”としてKTM30周年の一角を飾る。 じつは「990」の名を冠したDUKEは以前にもラインナップされていたが、今回発売される990DUKEに搭載されたエンジンは完全なる新型。 890シリーズに使用されていた899ccエンジン「LC8c」を48cc拡大し、947ccというリッタークラス並みの排気量を誇るに至った。 890DUKE Rと比較すると、エンジン出力は89kW(121PS)から90.5kW(123PS)へとアップ。新設計のピストン、クランクシャフト、コンロッドを採用し、最大トルクは103Nmを発揮する。 また新設計のフレームは、横剛性8%、ねじり剛性を5%アップさせることでハンドリンクの向上を実現。スイングアームの剛性が35%ダウンしたことで後輪のトラクションも向上させた。 特に大きく変更されたのは、ヘッドライト周辺のデザインだろう。今までのDUKEらしいフェイスとは一変、縦2眼のLEDヘッドライトを採用。ライトを囲むようにポジション灯とデイタイムランニングライトが配置されたことで、よりエキセントリックな魅力が増したように思える。さらに、キーをオフにした後もしばらく周囲を照らしてくれるカミングホームライト機能も装備され、利便性も向上した。 メーターは新たに5インチTFTメーターを採用。専用アプリ“KTM CONNECT”を入れることでスマホとの連携を可能とし、USB-TypeCが標準装備されている。また、5つの走行モードが設定可能なため、路面状況や走行シーンに柔軟な対応が期待できそうだ。
990DUKE主要諸元(欧州仕様)
・ホイールベース:1476mm±15mm ・シート高:825mm ・車重:179kg※燃料抜き ・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 947cc ・最高出力:90.5kW(123PS)/9500rpm ・最大トルク:103Nm(10.5kg-m)/6750rpm ・燃料タンク容量:14.5L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17 ・販売時期:20024年7月予定 ・価格:1,799,000円(税込)
Webikeプラス編集部